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あなたに訓えられて・・・①

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多くの人と巡り会い、そして多くのことを学ばされたことを思い浮かべているこの頃です。
今までに私の人生で心に残っている言葉や「男としての人生」について
心の引き出しにしまってきたことがたくさんあります。
それはみんな、私の宝です。

シリーズ1:靴

福岡県の故郷を後にしたのは昭和36年。
手ぶら同然で、持ってきたものといえば、身の回りのものは歯ブラシとタオルくらいのものだったなぁ。
でも、夢だけは大きなものだったような気がする。

長いサラリーマン生活をして、来る日も来る日も外歩きの飛び込み営業で
新しく買った靴も数ヶ月で履けなくなり、よく靴を買ったのを思い出す。
靴を買うときはまず安いものの中から、雨に強くて軽い合成樹脂でできたものを選んだ。
革靴なんかとても高くてかえないし、
それに靴墨やクリーム、ブラシなど買う余裕もなかったし、
手入れをするのも面倒くさかった。
安月給の自分には都合がよかったけど、かかとが取れたり足が蒸れて水虫になったりして、
お客様の家で客間に通されたときにあまりの臭さに新しい靴下を出していただいたこともあった。
先輩たちが履いているぴかぴかのコードバン*1がまぶしかった。
先輩たちのように、道端の靴磨きのおばさんに靴を磨いてもらうのが夢だったなぁ。

そんなときに、「あなた」に教えてもらいました。
「安い靴を何足も買い換えるより、高い丈夫な靴を大事にして何年も履いたほうが
経済的で結局安上がりになるんだよ!」
「皮だと通気性もいいし、かかとが磨り減っても何度でも修理すればいいんだよ」
そう言って、オールデン*2の靴を薦められた。
値段を聞いてびっくり。
いつも履いていた靴の10倍以上の値段に躊躇しながら、思い切って購入した。

それから、靴の手入れをまめにするようになり、
靴底が減ったら修理に出して靴を大切にするようになった。
デザインやファッションメーカーが作った靴じゃなくて、
何度も靴底を修理交換ができる靴を選んで履いている。
今では20年以上も前に購入したオールデンを大切に履いている。

重くて、手入れが大変だけど、気に入った自分の靴を大切に長く履く。
ものを大切にする始まりだったと思う。
 

河口 正彦

 *1 コードバン・・・ヨーロッパの農耕用馬の臀部から採れる皮革。
鞄や靴などに主に使用され、昨今では小物用素材としても普及している。
臀部以外の比較的柔らかい部分は靴の内革に多く使用される。

*2オールデン・・・アメリカで紳士靴の王様と呼ばれるオールデンは伝統と歴史ある紳士靴メーカー。

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